新年度を迎えて
2023年4月の新年度を迎えました。
新しい生活、新しい環境でお過ごしの方もいらっしゃると思います。一年の始まりは元旦ですが、やはり長い冬が終わり暖かくなり桜の咲くこの時期こそ新しい一年の始まりという感じがしますね。ここ信州長野県は特に冬の寒さが厳しいので、春の暖かさは息吹が蘇るような気になります。
さて、当社株式会社プレストもこの4月からまた気を引き締めて各事業に取り組んで参る所存です。より良い仕事をするためにはより良い準備と日々の行動を変えていかないといけません。人間放っておくとどんどん言い訳が増え、自分を律することができなくなります(自戒を込めて)
ただ闇雲にルールや規律を増やすのではなく、自然と自分をコントロールするよう仕向けなくてはなりません。寝る時間がバラバラだと翌日のパフォーマンスに影響する。イチローさんが食事も含め規則正しい生活をしていたのは、自分の状態を客観的に判断するには生活習慣が毎日バラバラだと真の原因が分からなくなるから、と言っていました(ホームゲームの日は毎日カレーばかりもそんな理由だそうです)自分のコンデションやパフォーマンスを知ることは自分をより良い方向にコントローする第一歩なんですね。
私自身の話になりますが、昨年夏頃から深夜に起きて朝方まで現場で仕事をして、また朝に会社に出勤するという大変ハードな半年を過ごしていて、当然睡眠時間や食生活、プライベートなど全てがガタガタになり、体重は増え、髪の毛は薄くなり、いつも疲れている顔になってしまいました。
経営者とはいえ現場が疲弊し誰にも頼めない仕事は自分でやるしかなかったのですが、それに払う代償は大変大きかったです。
今年に入り仕事は通常モードに戻りましたが、3ヶ月間自分の体のリカバリーにあてると決めて、①生活習慣を規則正しくする ②睡眠時間を最低8時間とる ③野菜中心の食生活にする ④休みは仕事せずサウナや温泉でリフレッシュする ⑤ちゃんと会いたい人に会いにいくなど、を意識して生活してきました。すると自分の体をコントロールする感覚が戻ってきました。休みたい時に休む。食事は意識しながら食べるものをチョイスする。これだけでもだんだん健康になっていく感じがします。
人間は欲望に弱く、時に自分を律することができない生き物ですが、こうしてさほど努力のいらない習慣にするだけでも変わっていきます。それには仕事量や、しなくてもいいことを切り捨てることが必要だと感じます。つまりはライフワークバランスが重要ということです。当社では少し先行してフルタイム社員の労働時間を8時間から6時間半へ時短しました(給与は変えずに)また月一回ほどのリフレッシュ休暇(通常有給とは別に有給のお休み)を導入し、月に1回は3連休できる体制にいたしました。むりやりにでもライフワークバランスを取ってもらおうと制度化しましたが、やはり肝心なのは本人の心持ちです。ただ自堕落に休みを過ごすだけではよくありません。「意識してやすむ」ことをしないとダメなんだと思います。これはなかなか口で説明してもわかってもらえませんが、いつかちゃんとその意味に気がついてくれたらと思っています。
日々の充実した生活、自分をコントロールする感覚、いい生活をするといい仕事もできる。この4月をきっかけに新しい生活習慣を社員みんなが意識してくれたらと思います。さぁ今日も早く帰ってご飯作ります。